中高年のための就職と独立

中高年の就職事情

会社のリストラによる退職や定年退職。または自分で新しい仕事でもう一度花を咲かせたいと一発奮起して会社を退職した方など、いろいろな形で新たな就職先を探す人がたくさんいます。

ヘッドハンティングをされたなど特殊な方を除いては、多くの方は再就職に苦労をしています。とりわけ中高年の場合は、再就職活動に苦労している人が多いのが顕著です。

ハローワークでは、中高年を45歳以上65歳未満の者、若年者を35歳未満の者と定義づけしています。そしてハローワークではこの中高年の求人数が若年者と比べると極端に少ないのです。

中高年の求人数が極端に少ないといっても、求職者は若年者と比べて少ないわけではなくあまり変わりません。つまり、中高年の場合は、求職者の割には求人数が極端に少ないので再就職が難しくなる傾向があります。

中高年にはいろんな事情が

写真 中高年の方もいろいろいらっしゃいますので一概には言えませんが、多くの方は家庭のためにより多くの給与などの収入が必要な場合が多いでしょう。

つまり中高年の方は子供が大きいので教育費の負担が多いとか、家のローンがまだかなり残っているなどです。

中高年が家計の負担が大きいといっても、企業はそんな事情にはあまり配慮してはくれません。企業は利益を追求するためには冷酷なのです。

中には今までの経験や職歴を評価され前職より多い給与をもらう人もいますが、大多数の人は前職の給与より大幅に下がります。

写真 前職より大幅に下がるといっても、ひどいと新入社員の初任給と同じという場合もあります。これでは生活もままなりません。

最近は好景気を反映して新卒者の採用状況は好転していますが、中高年の再就職事情はあまりよくなっていないのが現状です。

お金が必要なのになかなかいい就職先が見つからない。そんな人は思い切って独立するのも一考に値すると思います。

確かに独立はリスクも高く失敗すれば大損の可能性もあります。しかし努力しだいで成功ができるのも事実です。人生を切り開くパワーのある方は挑戦する価値があるかもしれませんね。